この日は糸満市まで足を伸ばし、前から訪れてみたかった琉球ガラス村へ。
戦後アメリカ兵が捨てたコーラやジュース瓶などを再利用する発想から始まった琉球ガラス。
再生ガラスだからecoを実践してたことになるのかな。
ひとつひとつがパイプを使った手吹きだから厚みもさまざま。気泡が入ったりするのもまた泡グラスとして
味わいがあるし、ほんとに同じものが2個できない、という意味でも機械で統一されることのない
ガラス工芸の面白さがあります。とんぼ玉をガラス棒から作ったことはあるのですが、パイプから口で直接吹く
いわゆる手吹きに初挑戦。世界で一つの自分だけのグラスを作ってみたい・・。
と、いうことで前からずっとやってみたかった琉球ガラス作りを体験しました。
出来栄えはいかに・・・?!
着いたぞ〜。 焼き物用の窯もあるんだね。 ちょっと気になりつつもガラス館へGO!この館の外壁がね・・!
なんとーーー!!全部ガラスのタイルで出来ているのだ。 タビーカラー4色も健在!!フツーに嬉しい(笑)♪
ガラスタイルの方に焦点をあてるとポーがボケボケ〜w でも、このタイル一個一個も欲しい!綺麗だね〜。
外の通りではセールもやってる。安い・・・!きゃぁー!興奮!
でも、まだ買わない。ここでは我慢の子。 を!ガラスの種だぁ。わくわくっ。
工房の中を覗いてみると・・・。 おー!やってるやってる。 職人さんの無表情さがいいです。熱そうだなぁ。
溶解炉と呼ばれるところからガラスをパイプに巻きつけるように取ります。 足の上とか落としたら大やけどだよ。(危険)
オーッとぉ!うーたさん勇み足。(違う違う) 職人さんが型に入れて持っててくれます。ゆーっくり吹くと膨らんできます。
職人さん、あくまでも無表情(笑)。
私も真剣に吹きます。この職人さんは笑顔でした。
っつーか、私が勢いあまって吹きすぎて、『ねーちゃん、もうそんくらいでいいよっ!』と言われてしまった。(^_^;)
←次はこの作業を工房の中に入って行います。ドキドキ・・(>_<)
大きなハサミのようなバーを回しながら、ゆっくり口を広げて形を作っていきます。
これが、かなり難しい。うーたさん、真剣です。職人さんの指導に忠実。いつもこうであってくれ。
私も真剣・・ですが、集中すればするほど口が開く(爆)。なぜだぁああ!!
『肩の力入りすぎ!』と何度も言われ、緊張の連続。む・難しいっ!!
うーたさん、すでに余裕の笑顔が。。出来具合もいい感じだ。く・悔しい・・・。
さて、、、出来上がりは・・・・と。
ジャーン!! もうどっちがどっちのだか、明らかですね・・・。くぅ〜。(>_<)
うーたさん作。でこぼこロックグラス。 ディプシーファンなのでグリーンをチョイス。いい色出てます。
私作、一応グラスです。もう一度言います。グラスです。
案の定、飲み口がぐにゃんぐにゃん(爆) 飲みづらいだろ。これじゃ。あちゃ〜。
綺麗にピースを吹き付けてくれた職人さん、有難う(涙)
でも、これも私の実力だ・・。
世界にひとつのグラスだ。(これはひとつで十分だろっ)
仕上がりガラスの色はどうやってつけるのか?不思議だよね。 廃瓶材の元の色を選んで、それに着色する薬によって変わるそうです。緑色の場合は、重クロム酸とかを混ぜると出るそうです。ちなみにブルーは一酸化コバルトなんだって。確かにコバルトブルーって言うもんね。スカイブルー色は酸化銅らしい。赤は硫化カドミウム。
深いね・・。こういう化学反応大好き!
ここの駐車場の壁にもちょっとした遊びがあって、ガラスのかわいいオブジェがちょこんと乗ってます。
タビーランドの風車もあったよ。
とーっても可愛いね♪ ちなみにしっかり固定されてます。持ち出し厳禁w
この琉球ガラス工房は琉球ガラスの歴史が分るギャラリーも併設され、沖縄工芸の歴史も分ります。
本館の売店にはぜーんぶお持ち帰りしたくなる手作り品の数々が売られており、別館では規格外品、いわゆるアウトレットもあって、リーズナブルな価格で購入できます。店内は撮影禁止なので今回購入したグラスをアップします。グラス作成体験の他に、アクセサリーを作れるコースもありました。ガラス好きには飽きない場所です。
前回、沖縄FC旅行で購入したもの(こちら)とかぶらない色や形を追加で購入。我が家に溢れるグラス達(笑)。使おうぜ。なっ。
季節がら桜バージョンというのがありました。気泡が魅力の厚手なタイプを吟味。(←時間かかります/笑)
『みかんシリーズ』というタイトルがついてました。 こちらはうーたさんチョイス。 珍しいプラム色。小ぶりです。
この泡ビアグラスはアウトレットコーナーで。 こちらは『桜シリーズ』かわいい♪ ぐい呑みは海の色。
青空と太陽の光にかざすとまた別の表情が。 琉球ガラスはほんとに不思議。 もう虜になります。
念願の琉球ガラス村での工房体験はほんと楽しかったです。出来栄えに悔しい思いはしたけど(爆)
いつかリベンジするぞ!
この工房の作品は本島や空港のショップで購入できます。
個人的な好みかもしれませんが、琉球ガラスを購入するポイントは、とにかく厚手でずっしり重いものを選ぶこと。
手に馴染む感覚を大切に。氷を入れて飲み物を注ぐときっと旅の思い出が映しだされますよ。
今回お世話になった琉球ガラス村さんのHPはこちら。
本島を訪れたらぜひ観光プランの中に入れてみてください。
ガラス工房体験は要予約制ですよ〜。
お次はご飯とか、水族館とか。
島編へ戻ります。