La'cryma Christi

The 10th Anniversary Live

La'cryma Christi

2004.11.7(Sun.) 
東京厚生年金会館 
 ポー☆1F13列40番
うーたろー1F14列37番

10年続いてるもの?
うちの毎朝使ってるチェック柄のお皿!
伊勢佐木町の地下の雑貨屋で何気なく買い求めたノーブランド。
3色2枚ずつで計6枚。
でも、1枚も割れても欠けてもいない。
10年間、ほぼ毎朝使ってるのにですよ。
10年といえば、結構な月日です。このお皿を買った年に今のラクリマが生まれたんで。
お皿は無機質な物体だけど、ラクリマは人間だからねー。
よく5人がこの10年間をともに1つになってここまで来たねー、
いや、きっと本当はそれぞれお互いに色々思うことあったよねー。
それにしてもですよ。
やっぱり、よくありがちな『音楽性の相違』みたいなことで分裂方向にいかなかったな、と。
洋楽・邦楽含めてロックのジャンルだけでも10個以上のバンドの解散を
この理由(つか、言い訳ですかね?!)でファンの立場として
毎回ショック状態(苦笑)で受け止めてきたので。
暫くはそういう思いをしたくないんですよね。
今のラクリマに関してだけはどーしても!!!

昨晩のホワピリ前のTAKAのMCが結局ずっと気になったまま会場に入りました。
3Daysライブの最終日です。
今日は斜め1列後方にうーたろーが一人で座ってます。私はtomozoと並び〜。
そして、みんな上手〜。(重要だからここが)


さて、3日目の最終日には何をオープニングにもってくるんでしょうか・・・。
tomozoの予想的中!でした。
おみごと!



メンバーのシルエットが映し出されると同時に荘厳なイントロが耳に流れ込んできました。
“Magic Theatre”です。(滝涙)
去年の夏のLevel8“Infinity”ZeppTokyo以来です。あの日はHIROのBDメッセージで泣きました。
そんなことすらもかなり昔のように感じてしまいます。
あの日と同じ。ステージ上の5人はこの神々しい曲をひとつひとつ音を噛み締めるように演奏してます。

そして、曲の終わりと同時にフェードアウトした照明の中で、
いつかオリジナルのロングイントロバージョンをやって欲しい “Siam's Eye”
10周年だから、やるかなー!とか思っていたんですけどね。
やっぱ長いマジシアのあとにさらにロングバージョンではやらないか・・。(^_^;)

Siam's Eyeが終ったとたんに、うーたろーのドデカイ掛け声がっ。

“HIROぉ!!!!”

あんたもうほんとにビックリだから。
離れた位置で聞こえてくると、マジ心臓止まりそうになるから。
今日は卓前の列の通路側に一人で居るうーたろー。
そこで、一生叫んでろ!(笑)
って感じですが。

なんでもうーたろーのこのHIROへの掛け声の時に、卓のミキサーさん一人が立ち上がったそうですから。(爆笑)
立ち上がって、な・何事かい?!みたいな感じだったそうです。
他の照明さんとかも爆笑だったそうで・・・。

すみません。本当にすみません。HIRO馬鹿で。



オープニングから2曲終わってTAKAのMC.
『ハロー!La'cryma Christiですっ!10周年記念ライブへようこそ!
みんな楽しみにしてた?俺もこの日がくるのをすっごい楽しみにしてましたっ!
3日間ライブやってんだけど、3日間まるで違うメニューで・・・すっ!(このタメの意味がわからない/笑)
今日は新・旧織り交ぜたLa'cryma Christiの10年間をすべてこの会場で出そう、と
思ってるから、お前達も心の奥底から俺たちとつながり合って一緒に世界で一番のライブを
創り上げましょー!!!!!』

(大歓声!)HIROとSHUSEが2階を同時に見ながら腕を上げる。
初日に引き続き、双子の様でした。偶然なのか?!!
なんかTAKAを中心にして、シンメトリックでカッコよかったです。

『今日は、弾けるよ。やばいよ。じゃ、なつかしの曲ではじめようぜ!』

“Poison Rain”

この曲が出た頃って、何やってたかなー、自分。とか、じっくり回想にふけれるくらいの
KOJIのゆったりした弦のつま弾きと首を左右に振りながら手元重視でプレイするHIRO。
SHUSEがHIROに背中を合わせて二人で前へ出てきたとき、HIROの口元がニヤっとしてました。
嬉しかったのかな。HIROさん。(笑)

“Dwellers of a Sandcastle”で最後にこのPoison Rainが入ってて、
アルバムを聴き終わったあとに、『こいつら、一体何系?』みたいに
無理矢理ジャンルをつけようとしたことがあるんですけど、(まだあまりラクリマを知らない頃)
それを痛感させたのがこの曲の最後のギターでの終わり方
だったんですよね。
結局あの頃から他のヴィジュ系バンドとは違った味、異国情緒というかなんというか、
どこの国でもない色を出していたんですね。メンバーの外見はあのジャケットの頃からは随分と(!)
変貌しましたけど、きちんと根底にこういうペーソスがあるからいつでも、どんな格好のときでも
再現できる、音楽として繰り広げられる、展開してゆけるんだなー、と
もうほとんど『尊敬の念』、っていうやつですね。
あのバンドとは大違いだよ・・。ま、いいや。(笑)

かなり昔のことを思い出している古いファンの人にとっては、次にこの曲が来て、意外?
というか、不意打ちだったんでないでしょうか。
PoisonRainで浸ったあとに、いきなり

“Nothin’To Lose ”ですよ!
いや〜、ほんとに新旧織り交ぜですね。
つか、
その新・旧の距離、長っ!!!!!(笑)

あー、でもやっぱりこのフレーズはたまんないっすよね。
イントロ部分でだんだんとLEVINのDrumが大きくなっていって、
『シャーっ!』みたいに弾ける展開。
この曲を聴くたびに頭に広がる風景。
ロスからバスで移動した半砂漠地帯の途中、窓から見えた景色なんですよね・・・。
退廃的で、怠惰で、でも明るいというか。
日本のどこを走ってもきっとあの雰囲気の景色には会えないのかもしれない。
だから、メンバーがこの曲を作ったときにいったいどのような場所を頭に思い描いていたのか。
気になります。
これから卒業旅行とか、個人旅行で西海岸に行く人がいたら、観光ポイントだけでなく
是非、若い人にもその半砂漠地帯を見て欲しい。この曲がピンとくると思います。
とにかく、私はただひたすらその光景で脳の半分を支配させながら、
目の前のメンバーの演奏している様を観る、という一種のトリップ状態?ですかね。
それをやってみるのがヤミつきになってしまったようです。

その脳内トリップ状態から戻してくれたのが(笑)次の曲。
“SCREAMING”

ハウスでもホールでも絶対に入れて欲しい一曲です。
いろんな思いがつまる、というかそういうの全く無くても『聴きに入る』感じ。
メロディーラインと歌詞の融合が素晴らしい。
これ、BSで以前放映された『&・U』のインタビューでLEVINがその前のシングルカットについて、
『俺はこの曲しかないぞ、と。絶対SCREAMINGや!、と言ったんですけどね』
って、目を半分閉じながら力説(笑)してましたね。
そんなことも思い出せるのは10周年のライブで、今日が特別の日でもあるからなのか。

全員が同時に弾き終えて、歌い終えて、叩き終えた一瞬の静寂を突き破るように
みんなの歓声の中、TAKAの2回目のMC.

『すげー熱くなってるね!もう1日目、2日目の状態を超えてしました。
今日のライブは結構いい感じで色んな曲が散りばめられてるから、
すごーい、このライブ一本通しての充実度が凄いから、時々肩の力を抜いて、ちょっとくつろぐことも
必要だよね?肩張ってたらこう回してみて。こう、右手なんかを上にあげてみて。で
ふらふらっとしてみて。身体の力をすーっと抜いてみて』

ほら、くるぞ!くるぞ!あの曲がぁああ(笑) (←心の中の声)
って思ってたらですよ!サブコンが来るな、とか思うじゃないっすか!!普通。(そうか?)
そこへTAKAさんがすかさず・・・


『おけー。少し横になって眠ろう』


やられました。

“ねむり薬”

完敗です。(笑)

あー、でもね。きっと、きっと・・
TAKAさんとしては、エンディングのところでSHUSEのベースの後に
会場のみんなに例のコーラスしてもらいたかったんだろうな、と思うわけです。
ねーさんも全く同じこと言ってました。

ちょっとだけTAKAの表情が寂しかったのはそのせい?

なんてね。


いよいよ中盤戦に差し掛かり、7曲目は
“A.S.I.A.”

HIROの美しいオルタネートピッキング(ああ、そのままマンドリンを弾いてくれー)
に魅せられてエンディングで私はどうやら口を開けていたようです。(馬鹿)


そのままの流れで不協和音のような怪しげな弦の音とリズム。
かき鳴らすような脳天突き刺さるような高域音の中、ドンドン!というLEVINのドラム音で

“Frozen Spring”

がはじまりました。
狂ったように叩きまくるLEIVN。途中でSHUSEも口を開けてた。(同類)

その狂ったように叩いていたLEVINさんはそのままドラムソロへと。
和太鼓のフレーズは真矢を思い出させるから、やめて。(笑)
セットまわりをぐるりと一周など、今日はサービスもいっぱいでした。
3日間通してのドラムソロ。死ぬほどド疲れさんだったことでしょう。

LEVINが下がって照明が暗くなり、
上手になんか出てきましたよー!

はい。
HIROさんでした。(爆)
ライトがあたる前に影が見えた瞬間から・・・・
もう感謝してました。神様に。
ありがとう☆


念願の・・・


HIROさんのソロが見れましたっ!

震えましたけども。
シタールを弾く崇高なインド人のようにも見えましたけども。
大満足です。(^^)v

で、当然のここからの流れのように、
“Angolmois”

そして、浸ってる暇もなく、一気にHR路線へ戻され、
“Don't tell me lies”



なんか凄い中盤戦だった。。。
そのひとことです。

時代がバラバラ杉!(笑)
でも、それが楽しくてしかたない!!!
そんな感じです。

3回目のTAKAのMC.

『はーい!東京サンキュー!ずいぶん盛り上がってるじゃねーか!
へーい2階!』

いえーいっ!!!!(2階の人々)

『まだ何も言ってねーぜ』

場内爆笑

『へーい!2階!気持ちいい!!??』


『10年間ずーっとライブやってきたけど、こんな楽しいライブは見たことないです。
でも、何かが足りないんだよなー・・・・。(笑)』

TAKAを呼ぶ声が小さいな! → TAKA---!!!! 
x 4セット 
やりました。(^_^;)

寝る前の腹筋かよっ!


『オーライ!それでこそ、東京。それでこそ、ラスト、DECADE、LIVEです!』
『今日はほんとに新旧織り交ぜで楽しいでしょ?すごい久しぶりにやる曲を贈ります』

“Lime rain”

この“Lime rain”の終わりが以前よりライブでやってるフレーズで締めくくられ、
次の“Sister mon amour”へと繋がるのでした。
ここでTAKAがジャケットを脱ぎ捨てました。

そして、そして・・・・

意外な、というか、もう忘れてた人もいるくらいの名曲(?!)
“Missing pieces”

“HIRAMEKI”のカップリングの割りには(失礼)
展開のおっきな曲でびっくりしたのを憶えています。

この曲には“偏西風”の中にあるペーソスがすこし形を変えて
見え隠れしているようにも思えます。
あのHIRAMEKIのCD初回版には特典映像が入っていて、A、B、C と3種類あったんですよね。
コンプリした人結構いるよね。

B持ってる人が居たら、みるよいいよ。(笑)
うーたろーの“ヨシユキ”デビューが映ってるから。(爆)
それもこれも懐かしい出来事です。
色々あのあとあったけどね。ははは(^_^;)。

本編最後のTAKAのMC.
『いやあ、La'cryma Christiの空間になってきたね!
史上最強のバンドの空間になってきたね!』
『なんか、MCでかすれ声で大変ですね、って昨日アンケートに書いてあったんだけど・・・』


『普通にしゃべろおもたらフツーにしゃべれます『(関西弁)

わはは。爆笑。

『でもいい感じにしたいから、こうしゃべってんです。みんな安心した?!!』

あんまし意味わかんないですぅ。(タママ風)

『いえーい!今日はやっちゃうよ!死ぬまでみんな付き合ってくれるよな!
じゃ、ここでメンバー紹介しますっ!』

『超早弾きが得意なギタリストは誰かな?』
HIRO---!!!!(力いっぱい)
x 4セット


せっかく力いっぱい叫んだのに、その直後TAKAさんが

『はい』 (素)


で、TAKA自身も自分ののおかしさに気づいたのか素で笑ってました。

『はい、じゃ次呼ぼう』 って、それもアンタ!凄い『素』でしたからー!!!(爆)

『3日間ドラムソロをやり遂げた男です!今日のドラムソロが一番良かった』
ドラマーは誰かな?!』

LEVIN---!!!!x 5セット
『今日はワイルドなスーツを着てるギタリストは誰かな?』
KOJI---!!!!x 4セット

『オーライ!じゃ、最後にベーシストを紹介します。今日一番気合が入ってるかもしれない
ベーシストを2階!呼んでやってくれ!』

SHUSE---!!!!x 3セット=2F

『じゃ、1階も呼んでやってくれ!』

SHUSE---!!!!x 2セット=1F

『オケー!じゃ、東京!呼んでやってくれ!』

SHUSE---!!!!x 2セット=東京(?)らしいよ・・・(^_^;)

ということで、SHUSE さんはトータル7回もやってもらってましたっ!

『このステージに立っている5人と、そしてそこにいる君たち全員合わして
ラクリマ・クリスティーですっ!!!!』

DECADE最終日に聴くこのフレーズはひとしおです。

『地球の裏側までぶっ飛ぼうぜ!』

“イスラエル”
おなじみのこの曲で、メンバーの顔にはすでに笑顔がこぼれだしてます。

“Subconcious Desire”
イントロの揺ら揺ら体操(笑)で、両手を頭上で大きく左右に揺らすSHUSE氏は
確実に懐かしいアダモちゃんに。(爆笑)
KOJIはなぜか引っ込みがちでした。
この曲、君が目立たんでどーするよ!!!
TAKAの例の件はこの私、一切見ておりませんでした!(キッパリ)

本編ラストの曲は
“my generation”

HIROがついにはペタンと座って、ガシガシ弾きながら大盛り上がりで本編が終了したのでありました。


感動のアンコール編へつづきます! 




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