綺麗なホールは、たくさんの照明が織成すプラネタリウムのようでした。



こともあろうか、最前でした。
HIROのマイクスタンド前でした。
ごっつあんでした。

チケットが届く前から、『オリエンタルホールって最後列からA〜で、最前はQなんだね』
と、話していました。
『どうするよ〜!?もし、Q列とか来ちゃったら!!んなこたぁないよねぇ。ははは!』

え?!


奇跡です。
一生の運を使ってしまったのでしょうか。
こんなことってあるんだな、と。
ライブの神様にひたすら感謝し、会場の席につきました。
有難うございます。(泣)

ずっと、ハコが続いてて、ステージとの距離感がすっかりおかしくなっていたのでしょうか。
ホールは開放感があっていいけど、ステージとの間が2,3人分空いてる感覚。
でも、時折前をよぎるカメラマンさんの背中以外はほぼHIROでした。(笑)



10分押しで照明が消えてメンバー登場。
歓声がホール独特の反射で久しぶり感を増す。
HIROさんがスッとマイクスタンド前に立ち、左手をネックへそえて今日もいつものようにスタート。

黒いコートを着ています。
靴もいつものアレです。
そしていつもの単音がひびきこのツアーの後半戦の幕が開きました。


『Shuttle』
『Standing on the edge』


終わってすぐに待ち構えていたかのようなファンの歓声。
当然、うーたさんの吠えも絶好調です。HIROにプっと吹き出されてるよアンタ!


そんな大歓声の中、TAKAのMC。

『太陽系で一番楽しいライブにするにはラクリマのTAKAを呼ぶ声が小さいな!』
お決まりのこのMCもホールだとひと味違った返しになる。
1階、2階、3階とフロアごとに煽り。DECADEを思い出すね。

『3階が一番すげーな。でもちょっと時差があるな(笑)』

『CANNONBALL』
『Million miles away』
え・・・っと、AメロでTAKAさん、音が・・



気にしない。気にしない。


『Day by day』
HIROのギターソロが目の前で!!!!
かぶりつきでございます。

死ぬ。

HIROのコートの下の首元からうっすら汗が浮かんでます。暑いんだね。
脱いじゃえばいいのにね。
ギターにも少し汗が垂れてるよぉ。
大丈夫かなあ。

って、思ってたらTAKAが『暑いから脱いじゃえ』

って、オマエかっ!(爆)

HIROは脱がずにそのまま次の曲へ突入しました。

『Long distance』

『Blueberry Rain』
札幌で急にNightFlightに変えてたのをこの曲に戻したようです。
どっちも好きだけど、神戸ではなんとなくこっちを聴きたかったので満足☆
この曲の終わりの歌詞がとNightFlightへつづくことで、
スカルプチャーをフルリピートで聴く醍醐味が増す、ってことだね。

ほんと捨て曲なんてこれっぽっちもないアルバムなんだ、と今更だけど、ね・・!

で、このBlueberry Rainの時にTAKAがHIROに自分のコートをファサっとかけました。

真剣にフレーズを弾いてるHIROが怒る?!と思いきや、


パカっ!とね、口を開けて笑顔!
でしたー。一瞬だったけどね。真っ白な歯むき出しでした。萌えどころ満載です。


『Soulful day』
正直、yesterdaysがバラードではダメな私ですが、この曲の方が数段好きです。こんにちわ。
出だしのHIROのアルペジオでLEVINがドリンクタイムでした。
ボトルの水をグイっと飲み、タオルで顔をゴシゴシ。そして『オッス!』と気合入れ。
全然余裕です。流石だ。


『俺たち大阪から昔、よく神戸に遊びに来てたんだけど、六甲とかね、
ハーバーランドとかね、ポートアイランドとかね・・!』

『そう、中学生の時だったかな?修学旅行で神戸のユースホスト?(笑)に
泊まったときに、イノシシの子供・・なんだっけ?う○こ?う○こ?』

ダメだ。この人。またMCが暴走してきたよ・・。
この綺麗な会場で今、何言っちゃってるんだよ!

これがTAKAクオリティーなのか?!

会場のみんなが必死に『ウリ坊』だと諭す。
で、そのウリ坊が突進してきた、という流れから・・
SHUSEのベースがぼっぼっぼっ。
おっ!!!!
Back against the wall来るのか-----!!!!

と、思いきや、触りだけで、なぜか霧の話へ。

って、


って、ことは?

あれやっちゃう?またやっちゃう?

そう、仙台でのアレ!
ですよ。アレ!


ハイキタコレ!

蝋人形の館

なぜだ。
歌詞、覚えてないのになぜTAKAはここへ持ってきたがるのか?
急に中学時代の自分の周りの音楽シーンを思い出したのか?
いや、今回はちがーう!

なんと!
なんと!

HIROがボーカル

しかも、ちゃんと合っている。
正確に歌詞が発せられている!

なのに・・
なのに・・

折角、サビの♪『こーんやもひとりぃ、いけにえになるぅ〜』
を歌いかけたHIROの声に覆いかぶさるようにTAKAの『ラーララララララ♪』

って、おーい!

台無しです。

ああ・・・。



でも、目の前でメインリフを弾きながらCOOLに歌うHIRO、
苦笑いのLEVIN、爆笑のSHUSE、手持ち無沙汰(爆)のTAKA。
すべて愛おしかったです。


そして、SHSEの教育的指導。
SHUSE: 『なんで俺らにそんなことやらすのん!』

TAKA: 『正直、すまん!』

場内大爆笑!

TAKA: 『ちょっとシャウトしたかったからさ』
『我輩はな・・』(閣下の声真似)

たぶん、最近、聖Uの活動絵巻か、ラストミサのDVDを観たんだろうな、と思われる箇所が
多々あり、うーたと私は、“TAKAは分かりやすい”という結論に落ち着きました。

『Fly to the moon』
♪Everybody Jumping!のところでHIROも右手をぱっと上にあげる。かなり忙しい。

『Heartbreaker』
『Blossom』

ここで、また各フロアごとの煽りをし、大盛り上がりになったところでメンバー紹介。

ギタリストのHIROから・・。
『昨日は熟睡をしたみたいでホテルの朝ごはんを食べ損なったHIROです』
HIROさん、ごはんを食べるジェスチャー付き。

『続いてベーシストです。神戸と言えばSHUSEです!六甲オロシかSHUSEです!』
右手人差し指を突き上げてアピールするSHUSEの姿もあと何度かしか・・
と思うとやけに寂しさがこみ上げてくる瞬間でした。

『身だしなみをラクリマ一気にする男です』
立ち上がり、なぜか服をパタパタ叩くLEVIN
怒涛のLEVINコールのあと、感謝を込めての投げキッス。
『オレには今の投げキッスが3階まで上がっていくのが見えたぜ』

そして意外と自分のコールはあっさりと(笑)
『じゃあボーカルは誰かなー!』

『このステージに立ってる4人そこに居る君たち全員合わせてラクリマ・クリスティーです!』

このお決まりもカウントダウンが私の気持ちの中で始まったのは、
きっと昔見たツアー未来航路の
映像がホールだったからかもしれません。

『Breaking』
『HotRodCircuit』
最前だと、ステージしか観えないという贅沢な悩み?!ですが、
後ろからも熱気がムンムン伝わってくるし、
隣の女の子は眼鏡を飛ばすほどの勢いで踊りまくってました。
飛んだ眼鏡が私の足元に落ちて、すぐに拾いあげて渡してあげたら
『すみませんっ。眼鏡飛んでたのすら気づきませんでした』
とか、もうどんだけ!(笑)


こんなにも楽しいライブ空間をメンバーは客席側に立って感じることは絶対に不可能なわけだけど、
でも、みんなのこの楽しさだけはきっとメンバーに伝わってるはずだ、と真剣に思います。

『Sweet lil' Devil

目の前で、雑誌の写真の切り抜きのように、まさに目の前でHIROのギターソロと
それに絡むようなSHUSEのアシストプレイ。
心の底から感動した。
SHUSEが寄ってきたときに、いつも少し笑顔になって、やがて思い切りこぼれる白い歯。
4人になってしまったラクリマの楽曲を支え、生み出してきたのはこの2人だった、
と自分なりに思い込んでます。
そう思い込んでることは罪じゃない。
ファンなりの自由な発想で観ることで、バンドへの期待が高まっていったのも事実。
それがまたいい形で裏切られても嬉しかったり。
そうやって、どっぷりラクリマにハマった一ファンであることに誇りすら感じています。

1st アンコール『Ivory trees』、『Mystical Glider』
2nd アンコール

『月の瞼』、『Don't tell me lies』を我を忘れて完全燃焼!

気づけば、足元にHIROピック。やった(^^)v!

ホールでの最後のラクリマ・クリスティーの雄姿をしっかり見届けた満足感。


『ラクリマにはホールが似合う』
誰かが言ってたような気がします。

なぜか、有難う!神戸!
と、言いたくなった。

おしまい。

        




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