La'cryma Christi Tour

ツアー初日  4月15日(金) DRUM Be-1
ポー☆整番16、うーたろー整番81





19:08 たかれ出したスモークがさらに密度を増して
マイクスタンドさえも隠し始めた時、
力強く刻むビートの裏からメンバー登場。

Be-1はステージ背面上手から一人ずつ現れる。
なんと言っても驚いたのはSHUSEの髪色とそしてその形。
なんとも形容しがたいのだけど、とにかくピンク!が入っている。
完全反対シンメトリックみたいな。 イケてました!
思い切ったそのスタイルにすでに新しい“何か”を感じました。
その後、HIRO、TAKA、LEVINでゆっくりと持ち場に立ち、
もう、誰にも何も言わせない。
やるだけだ。
という無言のメッセージが伝わってきました。

久しぶりに手元にやってきてくれた2桁の整番を握りしめ、私とうーたろーは福岡の
初日のライブ会場にやってきました。

それは、“今日”の彼らをしっかりと観たかったからです。
4人になった新生ラクリマ・クリスティーを思う存分、この目と耳で感じて・・・
と、ずっと日記とかに書いたりしてましたが、

彼らについてゆける自信が欲しかったのかもしれません。
彼らのライブを楽しみたかっただけなのだ、と実感しました。

そして、もうひとつ。ライブ中に何度も実感したこと。


このバンドは絶対無くなくなってはダメだ!!!

ということ。




スモークがサァ〜っとひいたあとに、HIROのギターからほんとに久しぶりのイントロが流れました。
OPENING 1発目は
『カメレオン』
1本のギターが無くなってしまったことを感じる暇などないくらい太い音と
たたみかけるノリでガンガンきます。
はい。
ワタクシ、整番の良さを生かしてほぼ最前まで行かせていただきましたっ!
音圧を感じるには充分な位置でしたけど、きっと後ろの方までそれは届いていたはず。
フロント3人の表情が少し険しく、緊張?!しているようにも見えたのは一瞬で、
2曲目のMystical Gliderでは、LEVINがいつものように口を大きく開けて、
目をぱっちり見開いて、気合と笑顔の連鎖を繰り返していました。
気がつくと、私は3・21では一度も出なかった『笑顔』で、
ステージを見ている自分に自分で気づきました。

1回目のTAKAのMCで、SHUSEの新しい髪型について触れ、
『もう、SHUSEコスの人は大変だよ!これ、やるんだよ!これ!』
みたいな。
ぷ・プレッシャーかけてます。(笑)レンちゃん、大変だな!
でも、やるな、あいつはやる。(笑)

で、そのあとTAKAが部屋にくれば教えてあげるよ、とか言ってたかな。
『部屋がさ405号室なんだけど、そのホテルは・・・』

と言って、3曲目は
CHELSEA HOTEL
私はこの曲がライブでこんなにサウンドが厚くなったことに少々驚きを感じながらも
心地よいフレーズに身をゆだね、
そのまま大好きな
Nothin' To Lose
相変わらずブルージーでイケてました。ほんと好き。これ。
で、で、で、
この時点ですでにHIROの左肩から上腕二等筋の3分の2くらいのところに・・・


静脈血管2本出ました。

ええ、ええ、すみません。どうせ、すみません。(いや日本語違うから)
なんてったって、今回、となりがyu-roさんだったんでね。(人のせいかいっ!)
刈り上げた部分が少しホワホワ♪になっている、とか、
HIROさんという
『生き物観察』になってますから。
もう、楽器板の音楽に詳しい人びとのようなこと書けませんから。(^_^;)
つか、ライブ中に仕事以外でそんなこと気にしたくないですから。
すみません。ここは開き直らせて下さい。(どんな頼み方だよ)

5曲目のSCREAMINGが終わって
TAKAがMCしてるときに、HIROがLEVINのドラム台に右足をかけて、
左足のアキレス腱伸ばしをしてました。
してたんですよ!ほんとだよ!かわいかったよ。そりゃ。
そのあともなんかの曲のときにもっかいやってました。

6曲目はDon't tell me lies

ライティングのせいなのか?!SHUSEの髪に入れたピンクのメッシュが
トーキングモジュレーターのパイプの赤い色と同化して一体感!
そういえば、ヘッド部についていたお決まりの☆がドクロになってましたねー。

そして、この次の曲にびっくり!もうやらないと勝手に思い込んでたのもあるんだけど。
ストイックなイントロで始まったそれはなんと、S.E.A.』

もうツインのハモリのところとか、できないからやらない、と思ってた。
でも、アレンジはあれど、HIROは一生懸命弾いていた。
そのハモリだった部分を真剣な眼差しで弾いていました。

ちゃんと昔の曲も織り交ぜてくれてたことになんか感謝。

yesterdays』では、一瞬鼻と目頭がつーんと来たけど、もう大丈夫だった。
でも、周りの何人かの人は少し泣いていたようだ。

そういえば、HIROのストラップが黒でLa'cryma Christiのロゴが入ってることに
今更ながら気づいたのだけど、これっていつから?
花粉症のせいなのか?曲が始まる前、しばらく咳が止まらなくてつらそうでした。
あ、えっとLEVINさんではなくHIROさんが、です。(やっぱりか!)

曲が終わると、TAKAが
『あのyesterdaysのジャケットのばぁさんはさ、SHUSEのばぁさんなんだよね!』
っていきなりふられたSHUちゃんが『え?!ええっ?!!』みたいな
きょどった顔。でもそれは一瞬で、すぐにいつもの『ははは』みたいな。
大人杉。

TAKAのMCによると、yesterdaysのジャケットは彼の中では今までの中での
ベスト1に値するくらい気に入ってるそうですよん。


いよいよ本編も盛り上がりまくりはじめたところで1気に3曲。

イスラエル』
Blossom』

SCORPION GLASS』

Blossomやったんですよね。やったんですよ。HIROは本当に一人になったんだな、と
観ている人を心配させないようにしてるのか?と思うくらい自然に、ほんとに自然に弾いてました。
脱帽でした。

本編最後は一気にHR路線に戻ってCANNON BALL』、Hot Rod Circuit』

楽しさを抑えきれない、ってこういうことなのかな、って思わせるような瞬間が2度3度とやってきて
いつのまにかファンもメンバーもみんな凄い笑ってる。
最前だったから、メンバーの額の汗もしっかり見えるんだけど、『眼』が輝いていたり、
笑ったときの歯が白かったりと、そんなマニアックに細部まで見ていると、さらに全体の楽しさは
心に広がってくるみたい。


そうだった。
ラクリマのライブには『幸せの瞬間』がいっぱいあって、
それが大好きだったんだよね。
だから、強引に休みとってでも行きたい!って思ったら行ってたんだった。
自分が楽しくなりたいからライブに行く、これでいいんだよね?!


1stアンコールでは新曲『DESERT』(砂漠)と『SAME OLD SHIT!』
2ndアンコールで、
『my generation』
エンディングの部分が新しくアレンジされてました。
ラストは『南国』
後ろから押されてフリもできないくらい苦しい状況だったけど、それが嬉しかった。

メンバー4人のカーテンコール。
もう、きっと大丈夫私。

メンバー全員満面の笑顔でステージを去ってゆきます。
最後にHIROがマイクスタンドで
“サンキュー!”
白い歯がまたこぼれてた。その爽やかな笑顔は
ひとりで弾ききった達成感もあったのかな〜。
ほんとにお疲れさまHIROさん!って感じです。


今日のライブでのTAKAのMCはいつものようにつっこみどころ満載(笑)で
楽しかったけど、
このMCだけは特にグッときました。


『今日はさ、ここに来るまでほんとはすごい心配してたことがあったのね。
会場にさ、10人くらいしか来てなかったらどうしようか・・・とか思ってたんだけど。』


これはあまりにもリアルすぎる表現で少しおののいてしまったけど。

『でもさ、こんなにも入ってくれて、盛り上がってくれてさ、ほんと嬉しいです!』

このとき、私は後ろを振り向いて確認をする必要などない、と思いました。
ステージから見てるTAKAがそう感じてるなら、きっと客席はそんな風に見えたんだ、と。
そう見えたことが大切なんだ、って思いました。

彼らが作り出す音の世界と演奏、そこから生まれる空間が大好きだったことを
久しぶりに思い出したような、
そんなライブでした。


今回、大阪、名古屋、仙台へは行けないけど、
最終日のAXが
そして、これからのラクリマがすごく楽しみになってきた。
今の自分にびっくりです。
あんなにも悩んだことは無駄ではなかったとも思うし、だからこうなったのかも。
と、思う。
好きなバンドはいくつかあるけど、やっぱりラクリマは違うや。
一番好きなライブ空間をを実感できるバンドだと、思わせてくれた福岡のDrum Be-1での一夜。
やっと自分の中で新しい何かが始めれそうな気がしてます。



こんなにもすっきりするとは思ってもみなかったから。

『NO MUSIC, NO LIFE』という言葉があるけど、
『NO LIVE , NO LIFE』っていうのがあってもいいよね。(笑)


おしまい。

             
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