TAKA & HIRO Acoustic Live

2005年12月24日(土) 新神戸オリエンタルホテル内チャペル
ポー☆席番A14、うーたろー席番A15

教会内に入ると、いつものLIVE前とは全く違う空気。
皆、話す声も小さい。少しの声の固まりも全部教会独特の残響音となって耳に戻ってくる。

入場前に控え室で出された白いケーキを一口だけ食べ、紅茶で喉を潤し席についた。
突然決まったイベントだったけど、やっぱり神戸まで来てしまった。
だって、TAKAとHIROのコンビだし!
なんと言っても『Acoustic LIVE』というところに惹かれた。
もしかしたら・・・
久々に生弦の音で、声で、『Drying heaven』が聴けるかもっ!
という期待が強かったから。

正面には大きな花器に清楚な白い花が挿され、ステージ上に一切の電気系統の物がない。
2脚の椅子だけ。


愛用の小さなメモパッドに今日の日付、Dec.24と書いたところで後ろから小さく『キャー』。
そう、ギャー!!!とかではないのだ。
だから、TAKAもHIROもなんかさり気なく、フツーに真ん中の通路(本来はバージンロード)を通って椅子に腰掛けた。

TAKAはマント(いつか見たなーこれ)にサングラス、HIROは胸開きシャツにスーツ!
HIROの髪はペシャとサラッとナチュラル。

マイクも無しで、どうやら完全にアンプレス、まさにUNPLUGGEDで演るようだ。
ボストンに出張で行ったとき、ふらっと入ってしまった教会で聴いたゴスペルの時以来。
ちょっと懐かしくなった。


マントの裾を分けて足を組みながらTAKAが生声で

『メリークリスマス!』

場内、一瞬の戸惑いと笑いが・・(苦笑)。

『いつもと違った空間でいつもとは違った曲を聴かせたいと思います。
最後までヨロシクね!』


場内全員拍手。

『じゃあさ、この教会という空間は100万ドルの夜景に向かって羽ばたいてゆく飛行機です』

HIROのダウンストロークが力強く教会いっぱいに響き、やっぱりやった!
『Night Flight』
♪ゆるやかな目の奥〜
からのフレーズが凄く好きなので、シンプルに伝わるTAKAの声質がとても心地良く感じれる貴重な瞬間。

曲が終わると、HIROが前かがみに挨拶。
TAKAが
『HIRO神父です!』と紹介。
HIROの口元がにーっ、っとなって苦笑い。
『おごそかな雰囲気は分かるけど、俺たちとおまえ達の仲だからさ、気持ち良く弾けて、そして
おごそかに続けましょう。いいですねっ?!』

ど・どうすれば・・・?!(笑)

で、やっぱり教会でもやっちゃいましたー。
『TAKAを呼ぶ声が小さいなっ!』

私達のすぐ後列は、どうやら関係者さん達らしく少々戸惑ってました。あららー。


で、HIROを呼ぶ声が小さいなっ!の後に

『神を呼ぶ声が小さいなっ!』

居ました。釣られて 『カミー!!』ってやってしまった人。(笑)
『それは冒とくだろー』とTAKA。

場内爆笑。

『今日は新神戸オリエンタルホテルのチャペルでやってるんだけど、
昔、俺たちが大阪でバンドを組んだときにこのビルの下のガラスが張り巡らされた森みたいなところで
この歌詞を書きました』
『Forest』

イントロがアコースティックでも充分、いやいつも以上に雰囲気があって
ディレイもなにもかけてないのに、教会の残響音が自然ディレイになっててとっても綺麗。
ちょっとしかめっ面になっていたHIROの顔が段々やさしくなっていく。
時折、髪に隠れて頬から顎にかけてしか見えなくなっても今日は全然オッケー。
アコースティックギターの弦をつま弾く手元に充分満足満足。

TAKAも左手で宙に何かを描くようなしぐさを繰り返し、この曲からサングラスを外した。
パントマイムもやってたよ。おつかれさん。微妙な空気が流れたけどね。(^_^;)

MCをはさまずそのまま3曲目の『Pain it black』

後に座っていた関係者のおじさんが小さな声で『おお』って言った。
どうやらその世代の方のようです。

曲が終わって、TAKAが自分とHIROの胸元につけているクロスのペンダントの宣伝(笑)。
『明日から新宿アルタで発売。ここからだったら雪がなかったら15分くらい?』

とか、言ってたような・・・。

で、で、ここでー!!!!

TAKAがHIROに
『久しぶりにやるね?この曲』
って、目を向けたときに、

『ああ”・・・』(満面の笑顔)


初めてしゃべったああー!!!

そして、この曲をやるであろう、とふんで神戸まで来ました。
はい。
超、久しぶりに生ギターで聴きます。
『Drying heaven』
心地よくからむTAKAの声とHIROのギターがなんとも言えない。大好き。
何度も聴こえる生弦からの『きゅ!』っていうスライド音もたまりません。

あー、来てよかったー、って実感。
この曲聴くと、おととしの青山で行われたMusic-Lovers Premium GIG を思い出しますね。
そして、その後の神風ツアー、LEVELツアー、映画NOELと・・・。
あー、もうかなり遠い昔に思えてきますが。
そんな懐かしい気分に浸っていると、涙が出そうなフレーズが。
KOJIをどうしても思い出してしまうイントロのフレーズ。これは仕方ない。
『morning whisper 』

淡々とCOOLな表情で弾いていたHIROが時折見せる口角の魔術。
TAKAはもう半分以上目をつぶって歌っていたような気がします。
HIROが最後に大きく息を吸ってました。

この2曲が終わってすぐにMCで言ってた。
『教会に似合う曲・・・?と思ってイメージして持ってきたんだけどこれだけハマるとヤバイね』

うん。はまりすぎたかもね。



そして、ここでサンタのお供?トナカイならぬ“不二子サンタ”登場。
テッテケテー!ってバージンロードを歩いてTAKAへまっすぐ向かって行きました。
そして、HIROとKISS。場内から『キャー!!!!』の声に少々びびる不二子サンタ。

TAKAの親馬鹿ぶり全開。いやぁ、犬飼うとね、こうなっちゃうのよ!分かる分かる。なんとも微笑ましい光景。

続いてアコースティックライブではお馴染みの

『TimeAfterTime 』

そのままリズム変調して
『Heart&Soul 』
うーん。え?言わないよ!秀伽に怒られるもん!(爆)

『雪すごかったでしょ?なんか関が原の辺りで新幹線が・・・。雪合戦してヤツが・・・』
?????
HIROも吹き出し笑い。


『みんなチケットよくとれたね?争奪戦だったと聞いてます。来れた人、オメデト!そして、来れなかった人、ゴメンナサイ・・』

『今日ここで聴いた人達は自分の思ったままで伝えて下さい。不二子が可愛かったとか・・』(爆笑)

ええ、伝えるためにメモとってます。
字、みみずのようになってますけど。
着席だと楽だなー。


HIROのやさしいアルペジオで始まったプレスリーの
『Can't Help Falling In Love』
TAKAのミドルトーンからロートーンの声が珍しい、というかなんというか。新鮮?!

そして、その間を切り裂くようにHIROの攻撃的とも言えるピッキングで、なんと・・
『Ivory trees』

KOJIの出だしで慣れているとこれまた新鮮。
SHUSEのベース音がりが勝手に頭に入ってきちゃうけど、途中のアレンジも変わっていてHIRO風。
最後のフレーズはみんなで合唱。
いつもピックを投げてすぐに指で弦をつま弾きながら笑顔でTAKAと向かい合っていたKOJIが自然と頭に浮かんだ。
もう、無理して忘れないことにした。


このみんなのコーラスで気を良くしたのか?(笑)
ジョンのハッピークリスマスのコーラスをみんなに強制(爆)。
練習もしたけど、転調するところで案の定合わない・・(^_^;)。
会場内には照れ笑いも出てしまって、なんともやり場のない雰囲気を一生懸命立て直すTAKAにむしろ感動。
女性特有のファルセットにいきなり左から聴こえる男声コーラス。あ、うーたろーか。(笑)
そんな感じで最後は、今やクリスマスソングの定番
ジョンレノンの
『Happy Christmas』
でした。

以上、10曲も本編でやってくれました。(*^_^*)

アンコールが鳴り響く中、再びHIROとTAKAが登場。
今日はステージに2人しか居ないけど、TAKAがちゃんとバンドとしてのLa'cryma Christiに言及。
『La'crymaChristiってバンドはちょっと他では類をみないバンドだね。曲でいろんなところに旅をさせてくれる。
だから、歌詞のつけがいがすごくあるんだよね』

『そして、この天才HIROが・・・』

って、さり気なくTAKAが口にしたとき

『うん』

ってうなずきましたけどもっ!HIROさん!

声は低かったけど、明らかに自信満々でしたけども!
いや、いいんだよ。それで。HIROだから。HIROさんだから。

文句のあるやつ、かかってこーい!

アンコールはもう一回ラクリマの曲で・・というTAKA神父の誰も逆らえない(笑)お言葉で、

『Heart&Soul 』
(いや、特に意味はありません・・・)


『Ivory trees』

そうそう、このHIROのアコギのイントロがね、なんかあのNOELのサントラ収録の『Story』の出だしを予感させるのよ!
結構、わくわくしちゃう。いろんなものがOKになったら是非是非LIVEで『Story』演って下さいっ!(祈願)


ライブ終了



HIROさんが座ってた椅子!


会場を出るときに握手会になりましてー(>_<)。
HIROの後ろに立てかけてある今日使ったアコースティックギター。メーカーが気になっていたので
直接ご本人に尋ねてみることにしました。


HIRO前へ・・・(あー、やっぱ緊張っ!)。

HIRO: 『メリークリスマス!!!』(めちゃ笑顔やん。可愛いなぁ)

ポー☆: 『今日は有難うございました。素敵でした』

HIRO: 『ガハハ』 

ポー☆: 『ギターのメーカー聞いてもいいですか?』

HIRO: 『今日のやつ?タカミネかな?』

かな?ってHIROさん・・。
つか、いつものメーカー聞くわけないじゃん!知ってるよ!(笑)

ロゴがヤイリじゃないのは明らかだったんだけど、Takamineでしたね。
エレアコで有名らしいです。

うーたろー:『30日、行きます!』(←結局、大風邪で行けなかった人)
HIRO: 『おう!ありがと!』

 TAKAさんはただ、ただ、『んー、ありがとー、んーありがとー』

を繰り返されただけだったような気がします。(爆)


久しぶりにアコースティックな空間でのライブ。気持ちよかった〜♪




番外編

そりゃねー、神戸に来たんですよ!クリスマスにですよ!予想外でしたけども。
久しぶりに街を堪能しなければっ!
ってことで、北野で飲んだり、翌日観光したりしましたわさ。

      
22階からの街。   エントランスも広い。  久々に広い部屋。ツインとれなくてシングル2つとか(笑)。  銘菓を頂く。ウマっ!

      
地上げ屋さん(笑)。早く出てってくださーい。    もうすぐライブ! わくわく!  

  
ライブ終了後、北野へ繰り出し、明け方近くまで飲み会。 とことん語り尽くす。 とてつもなく走り続けるHIROファンx4、TAKAファンx1。 ねーさん、お疲れ!(笑)


翌日、お天気の良さに感謝しつつ懐かしい場所へ。 途中でともちゃんのコーヒー屋さんみっけ!(笑)      来ましたー。風見鶏の館。何年ぶりだろ。

      
後ろの萌木色の館も気になるぅ。       今度はこんな館の中でアコースティックライブとか、どうですか?!TAKAさん!


北野坂の頂上にある小さなおみやげ店。
昔、このお店に来て買った陶器。割っちゃんだよね。同じ物がまだ変わらずに売ってたことに感動。




風見鶏も健在。意外とちっちゃいんだよね。




   
坂を下る途中、HIROさんのお店?(爆)             つか、この看板!ツボりまくり〜。


帰りはまた伊丹空港から一路東京へ・・・。

思いがけない神戸でのいいクリスマスでした。


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